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エンジニアと営業を意図的に離したIndeedオフィスの中身

[March 07, 2019] BY ICCパートナーズ編集チーム

ICCサミット FUKUOKA 2019のセッション「我が社のEX(従業員体験)ー オフィスで生み出すコラボレーション体験とは?」で紹介する企業のオフィスを訪問するシリーズ、第5回は、CMでおなじみのIndeedです。後編では、Indeedのオフィスをご案内いただきました。ぜひご覧ください。

– ICCサミットは「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場です。毎回200名以上が登壇し、総勢800名以上が参加する。そして参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。前回の ICCサミット FUKUOKA 2019は2019年2月18日〜21日 福岡市で開催されました。詳細は公式ページをご覧ください。

前編では、Indeedの業務内容についてお話をうかがったが、後編ではそのオフィスを見せていただいた。Indeedの東京オフィスは、恵比寿の開発拠点と、麻布の営業拠点に分かれており、今回ご案内いただいたのは麻布のオフィス。エントランスはオフィスのスケールに比べると、比較的こじんまりとした印象だ。

ここをスタート地点に、PRマネージャーの秋山恵里佳さんにオフィス内を案内していただいた。

緑と黒い畳が目を引くエントランス。訪問時はクリスマスの飾り付けがされていた

「エンジニアはプロダクト、セールスは利益に向き合うので、意図的に離しています。ここは営業拠点です。恵比寿はコードを書きやすくする環境、ここは営業の人達が働きやすい環境を作っています。

リアル・エステイトというグローバルのチームがあり、不動産やデザインのコンセプトは一括して担当します。各国のオフィスは、そのチームとローカルが話し合い、デザインのコンセプトを決めていきます。

デザイナーは外国人で、コンセプトは『モダンの和』。日本の教育を受けた、日本語が上手な人が作っていて、畳が使われていたりしますが、日本人とはまた違うテイストのものになっています」

エントランスの右側には、個室の打ち合わせスペースがあり、上の写真の左右からオフィスフロアに入ると、いきなり巨大なスペースが広がる。突き当たりの壁いっぱいに描かれた、大きなペインティングがインパクト大だ。

前方のステージはバリアフリー

「今は仕事をしていますが、お昼どきはみんなここでお昼を食べています。ペインティングには企業理念の『We help people get jobs.』が描かれていて、これはグローバルどこのオフィスにもあります。アーティストが4名ぐらいいて、すべてペイントしています。

私たちは、求職者目線になって仕事を、プロダクトを作るというのが根本で、この企業理念に賛同するという社員が非常に多く、何よりも大切にしています。

このスペースには500名ぐらい入ります。火曜日には全セールス社員が朝会をしたり、金曜日はニューハイヤーのイベントや、セミナー兼イベントのようなことをします。後方の部屋をつないですることもあります」

関連記事:「オフィスでブランディング」に成功した企業5選

振り返ると、後方のガラス張りの部屋の壁にも大きなペインティングが描かれている。

ステージ側からトレーニングルームを見る

「ガラス張りの部屋はトレーニングルームで、大会議室です。社内外のセミナーが行われます。ガラスを閉めると完全防音になります」

完全防音のトレーニングルーム

執務スペースへ

ペインティングはこのスペースを中心として、左右対称にコの字型に広がる、4つに分かれた執務スペースでも随所に見られる。壁に四季のイメージの4種類のペインティングが大胆に描かれている。

夏をイメージした太陽のペインティング

冬イメージは雪化粧した富士山

4つに分かれているといっても、絵のテーマと、共有の「禅スペース」でゆるやかに区切られており、フロアはフラットで壁がない。下の写真のとおり、フリースペースを挟んだコの字の片側は、壁がなく見渡せるようになっている。フラットな組織、フラットなコミュニケーションのために代表取締役の高橋信太郎さんの席も、これらのデスクの1つに並び、社長室などはない。

デスクは固定席。日本の一般的なオフィスよりデスク間隔は広く、すべてが上下昇降式

「『禅スペース』は、このオフィスにとってアイコニックで、モダンな和、日本をイメージしたフリースペースになっています。リアルな植物とフェイクが混ざっています。テレビ番組の収録などもここで行います」

社内打ち合わせや気分転換の場としても使用されている禅スペース

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オフィス内でのお祝いや、チーム感を盛り上げるためという、面白い小道具もある。

存在感のある巨大なドラ

「世界中のオフィスにもあります。目標を達成したときや、チーム内のお祝いなどで鳴らします。エンジニアのオフィスにもあり、いいコードが書けると毎週金曜に鳴らしたりします。

前回セールスの目標を達成した時は、フリースペースで鳴らしました。社内放送システムに、全社員の顔写真と自分のテーマソングを登録しておき、ドラを鳴らすときにタップすると、その人のテーマソングが流れて、ドラを鳴らします」

「キッチン」でコミュニケーションの仕組み作り

福利厚生でもあり、コミュニケーションを促す仕組みとして用意されているのがキッチン。コンビニのような飲料の冷蔵庫に電子レンジ、シリアルやナッツなどが並び、大きなカウンターテーブルにはフルーツ、引き出しには軽食が用意されている。

「ここにビュッフェやお弁当など、食べ物を出します。毎週金曜日の5時半〜8時まで、お酒を飲んでいいハッピーアワーがあり、みんなでフリースペースでお酒を飲んだりもします。

ここは営業部門のオフィスですが、そのなかでも、営業とクライアントサクセス(CS)の2つに分かれています。

営業はクライアントを獲得してきます。CSの仕事はそのあとに、うまく採用活動ができるようサポートすることです。似ているようで違うことをしているのですが、双方コミュニケーションを密にとらないといけないので、それを円滑にするために、3つあるキッチンのうち、お菓子はここだけに置いています。

社員なら自由に食べられます。健康に気遣ったものもあります。フルーツは週2回届きますし、シリアルなどもあります。みなさんが空腹にならないように、つまめるようなものにしています。定期的にオフィスマネジャーが希望を募り、予算の中で反映しています」

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その他、共有スペースを見学

オフィスのあちこちには、立ち止まり、座りたくなるようなテーブルや椅子が用意されている。小さめの会議室や、IT関連のヘルプデスク、シャワーや授乳室などもあり、リクルートの託児所も利用できるそうだ。ホテルさながらの設備が整っている。

オフィス各所にあるテーブルと椅子

電話会議用の個室

完全密室ではなく和紙のスモークスクリーンが使用されている

IT関連の問題を解決するヘルプデスク

ゲームルーム。セールスディレクター一押しの漫画や、ゲーム機器が置いてある

夏に外出して帰ってきたとき汗を流せるシャワールーム

オフィス内にクロークも

会議室に企業理念の象徴を置く

「夏」のチームの会議室は惑星名

共有スペースのなかでも、印象に残ったのは会議室だ。四季によって、社員の声から会議室のテーマ、名前を決めた会議室が無数にあるが、どの部屋にも共通のものが置かれている。それが”オレンジチェア”だ。

オレンジ色の椅子は、求職者がそこにいるという象徴

「これはジョブシーカーチェアといいます。企業理念が『We help people get jobs.』、求職者のための仕事、プロダクトを作るのが私たちの仕事です。

会議をするときには、常にオレンジチェアに求職者が座っていると思って会議をしていこう、どちらがいいかと迷ったときは『We help people get jobs.』、求職者のためになることをやっていこうという、その象徴として置いています。

昔、アメリカのIndeedで、求職者の方が座っていた椅子がオレンジ色だったことからきています。日本の会議室だけでなく、世界各国の会議室にオレンジチェアがあります」

足りないものはないというほど機能的かつ美しいオフィスに、血を通わせる試み。執務スペースを見学している時に「I help people get jobs.」という言葉をPCのスクリーンセーバーにしているのを見たが、企業理念に共感している社員が非常に多いという。それこそが、この巨大なオフィスをひとつに束ねているものなのだろう。

【Indeed オフィスデータ】

所在地東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル
オフィスフロア平米数4225.26㎡
設立2012年
従業員数非公開
事業内容求人検索サービス

 

(終)

※本記事は ICCサミット FUKUOKA 2019 公式ページより転載しております。

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この記事を書いた人

ICCパートナーズ編集チームICCパートナーズは産業を共に創る経営者・経営幹部のためのコミュニティ型カンファレンス「Industry Co-Creation サミット/ICCサミット」の企画・運営および新規事業創出・アライアンスなどのアドバイザー業務を行っています。



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