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オンラインのフリーランス求人増加 数理モデルに関連する仕事は99.6%アップ

コロナ禍でリモートで働くフリーランス求人が世界的に増加している。

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国連国際労働機関は6月末、今年の第2四半期に失われた総就労時間は4億人の失業に相当するという推定を発表したが、そんな中、オンラインのフリーランス市場は増加の一途を辿っている。北米、ヨーロッパ、アジアにまたがるグローバル市場を対象にしたFreelancerの最新レポート(2020年7月2日)によると、第2四半期におけるオンラインのフリーランス求人は昨年の同時期に比べ、41%以上の増加が見られたという。

医療機関、政府、企業、メディア組織など、パンデミックに直接関係している求人内容は特に急増傾向にある。特に、数学、アルゴリズムプロジェクトなどの数理モデリングに関連する仕事は、99.6%増加し第2四半期を通じて最大の増加が見られた。また、統計や分析関連の求人も75%上昇しており、社会変化に伴うリサーチやデータ解析、報告などを扱う内容が多い。

一方、「対面」を必要とする求人はこの期間中最大の変化が見られ、35.6%の減少となった。この背景には、「3密」回避型のビジネスモデルやリモートワークなど、社会的距離による物理的な働き方の変化や、また雇用不安に伴うダブルワークへの関心の高まりなど、働く人々の意識変化もあると見られる。近年すでに上昇傾向だったフリーランスへの関心だが、パンデミックによる世界的な雇用状況の変化が引き金となり、新しい働き方の選択使としてさらに影響力を高めるかもしれない。

この記事を書いた人:Chinami Ojiri

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