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持たない自由!家具のサブスクリプションサービス3選

[February 12, 2019] BY Noriko Yamamoto

いま世の中はVUCAの時代(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性、現代のカオス化した経済環境を指す言葉)と称されていますが、VUCA時代のオフィスづくりの傾向として、可変性や柔軟性が求められています。企業の成長速度や頻繁な組織改編を想定した短期的な利用を見据えて、ASKULやIKEAなど、低コストで見た目のよい家具の購入を検討される企業も増えています。そんな中、低コスト・短期利用のニーズを叶える、サブスプリクションタイプのオフィス家具提供サービスが注目され始めています。今回はそのサービス提供企業を紹介します。

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そもそも「サブスクリプション」と「レンタル」の違いとは

『サブスクリプション(subscription)』とは本来、『予約購読』や『申し込み』を意味する言葉です。書籍を定期購読するように、期間に対する料金を支払うことで提供を受ける形式のサービスのことを、サブスクリプションサービスと呼びます。よく『期間内〇〇放題』(自動車乗り放題や、音楽聞き放題など)という打ち出し方をする場合があり、契約期間内の自由度が高いことが大きなメリットと言えます。

それに対して『レンタル』は、特定の商品のみについて料金を支払うことを意味します。よって『サブスクリプション』は、利用期間に受けるサービスが会社によって異なり、レンタルよりサービス内容の領域が広いという点が大きな違いです。

それでは、オフィス家具のサブスクリプションサービスを行っている3社を紹介していきたいと思います。

1:Kaggレンタル

オフィスチェアのオンライン販売を行っているKagg.jp(運営:47インキュベーション株式会社)が、オフィスチェアのレンタルサービスを開始。『Kagg.jp』で販売中のチェアを、1脚あたり月額990円(税抜)からレンタル可能です。対象商品はなんと10万点以上!お届けする商品は新品で、送料無料、搬入組立設置費込み。最低利用期間はありません。2年間継続してレンタルした商品は、無償で譲り受けることが可能です。現在の対応エリアは東京23区内のみですが、順次拡大予定としており、将来的にはチェア以外の商品の取り扱いも計画されています。

また、2018年11月より、株式会社Rebaseが運営するレンタルスペース予約サービス『インスタベース』の『マーケットプレイス』(レンタルスペースに必要な家具や備品を購入できるサービス)上で、『Kagg.jp』に掲載中のオフィス家具の提供を開始しました。この取り組みでは、『インスタベース』のスペース掲載者が、掲載に先立ち、『Kagg.jp』で取り扱うオフィス家具の購入または月額レンタルが可能に。初期費用を抑え、オフィス家具の新たな調達方法を提供することを目的としています。多様なレンタルスペースに適したオフィス家具の追加掲載や、新たな家具セットの提供、通常の「Kagg.jp」サービスでは取り扱いしていないリユース品の安価なご提供など、実験的なアプローチの検討も進められています。『インスタベース』のスペース掲載者に向けて、オフィス家具の入手・利用ハードルを下げるため、今後も様々な取り組みが実施される予定です。

インスタベース WEBサイト

2: CLAS

2018年8月よりスタートした、家具・インテリアの利用・交換が行える、 家具・インテリアのレンタルサービス『CLAS(クラス)』。 個人宅からオフィスまで、ステージの変化にあわせた家具・インテリアを提供し、 自由で軽やかな空間づくりを提案しています。レンタル家具はすべて、使いやすさと耐久性にこだわったCLASオリジナル商品。1点、月額500円から搬入組立設置費込みでレンタル可能です。最低利用期間は6カ月。CLASの特徴として、レンタルした家具と同等の不用品を引き取りしてくれるサービスがあります。「使わなくなった家具の置き場がない」というユーザーにとっては嬉しいサービスですね!商品の交換・返却も自由。コストを抑えながら理想の空間をつくり、 アップデートしていくことが可能です。

2018年11月20日には、オフィスやショップの企画・設計・施工をトータルで行うユニオンテック株式会社と、 オフィスの空間創造事業に関する包括的な業務提携契約を締結。

近年のスタートアップ企業を中心とした急激な事業変化や人員拡大を目的とした、 短いサイクルでオフィスの増床や移転に対応するためサービスの拡充に取り組んでいます。、

3:subsclife

カマルクジャパン株式会社が運営する、サブスクリプション型家具提供サービス。オリジナル家具+人気ブランド家具+オフィス家具の豊富な品揃えで、用途に合わせて自由家具を選ぶことができます。1点、月額500円からレンタルが可能で、搬入組立設置費込み。利用期間は3カ月~24カ月まで。利用後は、購入・継続・返却の3つの選択が可能です。短期でも長期でも、レンタル費用の総額は変わらないようになっており、安心の保証付き分割払いのイメージです。家具購入の初期費用を抑えたい場合にありがたいサービスです。植栽グリーンもサービスに組み込まれているため、家具とグリーンを合わせてレンタルしたい場合にも便利ですね。

さらに2018年12月より、株式会社スノーピークビジネスソリューションズと提携し、オフィス向けにアウトドアブランド『スノーピーク』の家具提供を開始。コミュニケーション活性化のためのリラクゼーションスペースを気軽に取り入れるきっかけとして、サービス利用を呼びかけています。秘密基地のようなワクワク感を演出するテントでの会議室レイアウトなど、スペース設計の提案もあわせて行っています。

番外編:Feather

サブスクリプション型の家具提供サービスは、日本だけではなく、海外でも注目されています。Featherはニューヨーク都市圏とサンフランシスコ・ベイエリアで展開している家具レンタルサービス。引っ越しを繰り返す上に、モノの所有への執着が薄いミレニアル世代をターゲットに、高品質でデザイン性の高い家具を低価格で提供。これまでの家具レンタルサービスは、高額なレンタル料を徴収するものや、レンタル料が手頃でも、品質・デザインとも最低限の家具を提供するものが主流でしたが、Featherは従来の状況を打ち破り、新たなスタイルを確立。投資家からの熱い視線を集めています。本格的な法人向けサービス展開はまだ行っていませんが、ホームオフィス用家具の取り扱いがあり。今後の本格的な法人向けサービスや日本進出が期待されます。日本においても、今後ミレニアル世代が企業の発展を担っていく上で、Featherの考え方がフィットする日も近いかもしれません。

まとめ

家具のサブスクリプションサービスを活用することで、家具購入コストの削減とオフィス内のスペース活用を同時に叶えられるのではないでしょうか。企業の成長フェーズや、フェーズごとの状況・利用用途によって、購入とレンタルの選択肢をうまく使い分けられるようになるといいですね。

 

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この記事を書いた人

Noriko Yamamotoフロンティアコンサルティングの設計デザイン部で働きながら、家庭との両立を模索している30代。誰もが長く楽しく働けるオフィスを提供すべく、日々リサーチしている。

    

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