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ワーケーションや出張に!宿泊もできるホテル併設型のコワーキングスペース

出張先でも快適な作業環境を整えたい。そんな希望を叶えてくれるのが、ホテル併設型のコワーキングスペースだ。本記事では、主要都市で展開する施設を紹介する。

ホテル併設型のコワーキングスペースが便利な理由

出張時、ビジネスホテルの客室が狭い、暗いなどの理由で、仕事がしにくかったことはないだろうか。ホテルによっては客室のWi-Fi環境が悪く、作業が思うように進まない場合もあるだろう。リモートワークの普及によって、どこにいてもいつもどおりのパフォーマンスを求められる時代になり、出張先での快適な作業環境の重要性は増している。

そこでおすすめしたいのが、コワーキングスペースの利用だ。ホテルのなかには、ロビーラウンジをワークスペースとして宿泊者に開放するだけではなく、一般客も利用できるコワーキングスペースを施設内に併設するところも見られる。

ホテル併設型のコワーキングスペースでは仕事のオン・オフのメリハリもつけやすいため、ワーケーションはもちろん、出張と観光を組み合わせたブレジャーでの利用にも向いている。作業環境が整っていれば、集中して仕事に取り組み、空き時間には観光を存分に楽しめるだろう。

国内のホテル併設型コワーキングスペース5選

では実際に、ホテル併設型のコワーキングスペースにはどのようなものがあるのだろうか。今回は、東京、大阪、京都、福岡にある施設をピックアップし、以下に紹介する。

1. .andwork(東京・大阪・福岡など)

.andworkは、東京、大阪、福岡のほか、京都や沖縄などでも展開するホテル一体型のコワーキングスペースだ。ミレニアル世代をターゲットにしたポッド(カプセル)型ホテル「THE Millennials 」や、ライフスタイルホテル「THE LIVELY」の一部の施設にコワーキングスペースを設けている。

.andwork 渋谷(画像は.andworkのWebサイトより)
.andwork 渋谷(画像は.andworkのWebサイトより)
.andwork 大阪(画像は.andworkのWebサイトより)

.andworkはホテル宿泊者のほか、ドロップインでも利用可能。電源やWi-Fi、会議室やテレワークブースなどの基本的な設備に加え、24時間のコーヒーサービス、夕方のフリービールなどのドリンクサービスもついている。施設によっては、コワーキングのみの利用でもホテルの客室で仮眠をとったり、シャワーを利用したりすることもできる。

2. BIZcomfort ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留(東京)

「はたらくをもっと自由に快適に!」をコンセプトに、全国で100カ所以上のコワーキングスペースを運営するBIZcomfort。数ある施設のなかでホテル内に設けられているのが、「BIZcomfort ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留」だ。

BIZcomfortは基本的に月額会員制だが、この施設はホテル宿泊者およびホテル内のレストラン・バー利用者に限り、1日単位での利用も可能となっている。

画像はBIZcomfortのWebサイトより
画像はBIZcomfortのWebサイトより
画像はBIZcomfortのWebサイトより

コワーキングスペースはホテルの24階にあり、眺望の良さが大きな魅力だ。窓からは高層ビル群のほか、浜離宮恩賜庭園、スカイツリーなどが望める。ラウンジやカフェスペースのほか、パーテーションで仕切られたワークブースやテレフォンブースも用意されており、仕事内容に合わせて作業場所を選ぶことができる。Wi-Fiやプリンター、ドリンクも無料で利用可能だ。

3. hotel it.(大阪)

2019年、大阪の新町にオープンしたhotel it.は、「時代を紡ぐ」をテーマにしたライフスタイルホテル。有機野菜など食材にこだわったレストランや、クラフトビールが飲めるバーなど、時代性を取り入れたスタイリッシュな施設が併設されているのが魅力だ。

ロビーの一角にはゲストが自由に使えるコワーキングスペースが設けられており、共用デスクに電源とデスクランプが備え付けられている。

画像はhotel it.のWebサイトより
画像はhotel it.のWebサイトより

ホテル利用者を対象としたコワーキングスペースのため、ドロップインプランはないが、代わりに客室も利用可能なデイユースプランが用意されている。快適に作業ができるよう高速Wi-Fiが用意されており、オーダーすれば専門店のコーヒーを飲みながら作業することもできる。

4. レジーナ(京都)

レジーナは、「京都タワーホテルアネックス」に併設されているコワーキングスペースだ。JR京都駅から徒歩3分の場所にあり、同ホテルの宿泊客であればチェックインからチェックアウトの時間まで無料で利用できる。

レジーナのワークスペース(画像は京都タワーホテルアネックスのプレスリリースより)
個室プラン「Towork Room(タワーク ルーム)」(画像は京都タワーホテルアネックスのプレスリリースより)

グリーンを基調とした落ち着いた雰囲気のワークスペースで、Wi-Fiのほか、全席に電源を完備。ドリンクバーがあり、アルコール以外の飲食物の持ち込みも可能で、ホテルに宿泊しない一般客向けのドロップインプランや個室プランも用意されている(個室プランでは系列の「京都タワーホテル」の部屋を選ぶことも可能)。ビジネスにも観光にも便利な場所にあるコワーキングスペースを拠点にすれば、より京都らしい滞在を満喫できるのではないだろうか。

5. Co-Work&Share.H(福岡)

福岡・天神にあるCo-Work&Share.Hは、コワーキングスペースとシェアオフィス、ホテルが一体になった施設だ。3階がコワーキングスペース、4階がシェアオフィス、5階と6階がホテルになっている。客室はコンパクトな個室から、テラス付きタイプ、ビリヤード台や卓球台、アイランドキッチンが備えられたペントハウスタイプまであり、ワーケーションの滞在先としても活用できる。

画像はCo-Work&Share.HのWebサイトより

コワーキングスペースは、宿泊者のほか、ゲスト利用も可能。Wi-Fiや電源はもちろん、無料のコーヒー、お茶などの飲み物も用意されている。ブックコーナーには数百冊の本が用意されていて、コワーキングスペース内で自由に読むことができる。

画像はCo-Work&Share.HのWebサイトより

また、屋上には市内を一望できる開放的なスペースが設置されており、リフレッシュしたいときに活用できる。Co-Work&Share.Hのある天神地区は九州最大の商業集積地であり、飲食店も多い。仕事をした後は近くで食事やお酒を楽しむのもよいだろう。

旅先では、日頃できない体験を!

ワーケーションはもちろん、出張先でも会議の準備をしたり報告すべきことを整理したりと、パソコン作業が必要になる場面は少なくない。仕事用のデスクを備えたビジネスホテルであれば、客室でも作業は可能だが、環境が整ったワークスペースがあるとより安心だ。個室は寝る場所、コワーキングスペースは仕事をする場所と分けることでオン・オフのメリハリがつき、仕事により集中できることもあるだろう。

また、情報交換を楽しめるのもコワーキングスペースならではの魅力だ。利用者との交流から、思わぬ出会いや発見があるかもしれない。出張やワーケーションで使える快適な作業スペースが必要なときは、ぜひ一度、ホテル併設型のコワーキングスペースの利用をおすすめしたい。

この記事を書いた人:Worker's Resort Editorial Team